Axelar、2022年2月15日にシリーズBで3,500万米ドルを調達

業界筋によると、クロスチェーンコミュニケーションネットワークであるAxelarは、2022年2月15日にシリーズB資金調達ラウンドで3,500万米ドルを調達しました。本ラウンドの出資者には、Dragonfly、Lemniscap、Blockchange Ventures、Polychain、North Island Ventures、RockawayX、Olive Tree Capital、Node Capital、Cygni Capital、Waikit Lauが含まれます。この調達により、Axelarの累計資金調達額は1億4,375万米ドルとなり、最新の評価額は10億米ドルに達しています。Axelarは、Web3の相互運用性向上を目的とし、異種ブロックチェーン間の接続による資産流動性とプログラム可能性の実現に注力する分散型クロスチェーンコミュニケーションネットワークです。本プロジェクトはネットワーク層とAPI層から構成されており、中心となるのはパーミッションレスなオーバーレイネットワークです。このネットワークは、プルーフ・オブ・ステークおよびパーミッションレスプロトコルを活用し、チューリング完全なクロスチェーン通信を提供します。特筆すべき点として、2023年7月にはMicrosoftと提携し、共同でブロックチェーン相互運用ソリューションの開発を開始しており、その技術力と市場での認知度が示されています。Axelarの資金調達履歴は2020年以降複数回にわたり、シードラウンドで375万米ドル、シリーズAで2,500万米ドル、そして最新のシリーズBに至ります。さらに、2022年9月にはネイティブトークン「AXL」をローンチし、取引が開始されました。今後の展望としては、2025年11月にDAMA 2マルチチェーンインフラ製品のローンチを予定しており、クロスチェーン技術の開発と普及を一層推進していく方針です。