ICP最近のこの上昇は、概念の炒りではなく、実際に価値のあるものです。

まず技術面から見てみましょう。自然言語を使って直接アプリを開発できるパブリックブロックチェーンを見たことがありますか？ICPに一言言えば—「分散型動画プラットフォームを作って」と伝えると、それが生成されるのです。これはSFではなく、今まさに進行中の現実です。従来の開発はコードを書き、APIを調整し、サーバーをデプロイする必要がありますが、ICPはこれらをすべて省略します。AI時代に必要なのは、こうした効率性です。

その野心はさらに大きいです。BTCやETHは今どこにあると思いますか？AWSやGoogle Cloudといった中央集権的な巨大クラウドのサーバー上にあります。ICPが目指すのは、Web3全体をこれらの巨人の手から奪い取り、自らが基盤インフラとなることです。分散型クラウドサービス＋ストレージ＋計算をすべて包括しています。

次にデータを見てみましょう。全ネットワークの取引数でトップにいるのは誇張ではなく、開発者のアクティビティもそこにあります。コードのコミット数や稼働中のアプリ数といったハード指標も確認できます。V神（Vitalik）も数年前からその技術アーキテクチャを高く評価しており、その裏付けは十分です。

現在、市場はAIのストーリーに乗っていますが、実際にAIとブロックチェーンを結びつけて実現しているのはICPくらいです。単なるパブリックチェーンの競争相手ではなく、Web3のためのAmazonクラウドのような存在です。この分野は広く、天井も高いです。

もちろんリスクもあります。技術がいくら優れていても、市場がそれを認めるかどうかは別の話です。しかし、基本的な観点から見ると、ICPのこの上昇は偶然ではなく、根拠のある動きです。