この一連の操作はちょっと心に刺さる。Shiba Inuは年初の高値から約50%も下落し、今年最もパフォーマンスが低迷したコインの一つとなった。しかし、本当の問題は価格自体にはない。

ファンダメンタルズが全面崩壊

バーン（焼却）メカニズムが形骸化 トークン焼却率は86%も急落——火曜日の一日で燃やされたSHIBはわずか160万枚。かつて大いに宣伝されたバーンメカニズムも、今ではほぼ飾りに過ぎない。

Shibariumが死んだ このサイドチェーンは本来、SHIBがミームコインの地位から脱却するための鍵だった。結果はどうか？新規アカウントは1日あたり10件未満、アクティブアドレスも400件未満。エコシステム全体がほぼ使われていない。

クジラが逃げ出している

• クジラの保有枚数は10月11日の2200億枚から1070億枚へ（51%減少）
• Smart Money投資家は3ヶ月で23.5%減らし、現在435億枚
• 先物市場の建玉は年初の600億ドル超から67億ドルまで急減

機関投資家でさえ撤退しているのに、個人投資家だけが愚直に買い続けている。

テクニカルも救いなし

SHIBはすでにデイリー50MAを割り込み、フラッグパターン下限も突破。次のターゲットは$0.0000085（今年の最安値）、ここを割り込めばさらに下落余地があるかもしれない。

伝統企業が攻めまくり：また1社、ナスダック上場企業がBTCに大胆投資

GD Cultureグループは大型発表を行った：8億7500万ドルを投じて7500BTCを購入、これで世界第14位の上場企業BTC保有者となる。

この取引の主要数字

• 取引対価：GD Cultureは3920万株の普通株式を発行
• BTC数量：7500枚、現行価格で約6億4000万ドル相当
• ランキング：世界第14位の上場企業BTC保有者
• 株価下落率：取引発表後、株価は28%急落

さらに驚き：Trumpコインも買う予定

GD CultureのCEO、Xiaojian Wang氏は「強力で多様な暗号資産準備を構築するため」とこの取引の理由を説明。しかし、もっと面白いのは——彼らは以前にもビットコインとトランプ公式ミームコインTRUMPへの投資を計画しており、そのために3億ドル分の株式発行も準備していると発表している。

これはなぜ重要か

今年は190社を超える上場企業がBTCを準備資産として導入した。MicroStrategyからBlackRock、テスラや原子力企業まで、企業はビットコインをインフレ対策の戦略資産と見なしている。GD Cultureは大手テック企業ではないが、その行動は一つのトレンドを反映している：BTCは投機商品から機関投資家の標準装備へと変化しつつある。

ただし面白いのは、同社がBTC買い入れを発表した途端に株価が急落したこと。市場はこの変化をまだ消化しきれていないようだ。