この2日間のビットコインの動きは確かに注目に値します。88000や2980付近の空売りの配置を見ると、明確な反転シグナルが見られない限り、空売りの思考を堅持する価値はあります。しかし、市場は一瞬一瞬で変わるため、上昇トレンドが確定したと感じたら、100000という心理的な節目も遠くありません。その時には押し目買いを狙う方が賢明かもしれません。

面白いのは、昨日の相場の動きが少し異常だったことです。歴史的データは、利上げが暴落を引き起こすことが多いと示していますが、昨日は長い上影陽線で終わっています——これは、歴史的な法則にあまり頼りすぎてはいけないことを示唆しています。市場は常に新しいシナリオを描き出します。

テクニカル面から見ると、KDJの三線が粘りつつゴールデンクロスを形成し、上昇しているのは楽観的に聞こえますが、価格はなかなか上がりません。MACDも縮小しながら動いており、指標と実際の動きに乖離があります。出来高が伴わなければ、どんなに良い指標でもただのフェイクの誘いに過ぎません。このような局面では、高値追いと安値追いの両方が何度も洗い直されやすいです。

1時間足では、89500と90300の2つの高値がまだそこにあり、これらを突破するかどうかが今後の方向性を決めます。現状では、市場はもっと時間と忍耐が必要です。週末の相場は通常ゆっくり動きますので、最も避けたいのは焦りです。押し目買いのチャンスを待つか、空売りの見方を維持するかですが、いずれにしても忍耐力が重要です。