XRP現物ETFの1日の流出額は4080万ドルなのに、なぜ価格は逆行して上昇しているのか?

美東時間1月7日、米国XRP現物ETFは1日で4080万ドルの純流出を記録し、その中で最大の製品である21Shares TOXRは4725万ドルの流出を示しました。しかし、この流出数字が出る一方で、XRP価格は堅調さを見せており、過去7日間で17%以上上昇しています。この一見矛盾する現象の背後には、現在の市場におけるXRPの認識の分裂や、機関投資家の態度の不一致が反映されています。

ETF流出の具体的な状況

最新のデータによると、米国東部時間1月7日に米国XRP現物ETF市場では明らかな資金流出が見られました。

製品 流入/流出 金額
21Shares TOXR 流出 4725万ドル
Bitwise XRP ETF 流入 244万ドル
合計 純流出 4080万ドル

XRP現物ETFの総純資産価値は15.3億ドルです。一方、Solana現物ETFは197万ドルの純流入を記録し、これはBitwise BSOLからのもので、総資産は10.8億ドルとなっています。

価格動向と流出の矛盾

ここには興味深い現象があります。ETFの1日純流出が4080万ドルであるにもかかわらず、XRPの価格はそれほど弱含んでいません。

  • 直近24時間:4.29%下落し、$2.16
  • 直近7日間:17.22%上昇
  • 直近30日間:5.20%上昇

時間軸で見ると、XRPの全体的な上昇トレンドは依然として堅調です。市場分析によると、XRPの過去1週間の好調は、XRP現物ETFの承認、機関資金の流入(GrayscaleやFranklin Templetonなどの機関によるXRP現物ETFの純流入が125億ドル超)、RippleによるRLUSDステーブルコインのクロスチェーン展開など複数の要因によるものと指摘されています。

機関の態度の分裂サイン

注目すべきは、21Shares TOXRの大規模な流出にもかかわらず、Bitwise XRP ETFには資金流入が続いている点です。これは、異なる機関投資家のXRPに対する見方が一致していないことを示しています。関連情報によると、Franklin TempletonのXRPZは最近最も資金流入が多く(735万ドル)、次いでCanaryのXRPC(649万ドル)、Bitwiseのファンド(354万ドル)となっています。この分裂は、市場において好意的な投資家が引き続きポジションを取る一方、利益確定のために売却を始める投資家もいることを示しています。

市場心理の複雑さ

最新の市場分析によると、XRPの上昇には懸念も存在します。アナリストは、XRPの反発は「死猫反発」のようなものであり、以下の点で脆弱性を示していると指摘しています。

  • 成交量の低迷:24時間の取引高は前日比40.41%減の3.96億ドル
  • テクニカル面の弱さ:短期的にRSIのダイバージェンスが見られ、短期的な勢いの減退を示唆
  • 重要なサポートラインの圧力:価格が主要な移動平均線付近で停滞し、市場の信頼感が不足

これらの要素とETFの資金流出を合わせて考えると、現在の価格上昇は持続的な買い圧力に支えられていない可能性があります。

長期的なファンダメンタルズは依然堅持

しかしながら、XRPのファンダメンタル環境は改善しています。Rippleの幹部は最近、XRPが米国の裁判判決を通じて、非証券型デジタル資産としての明確な法的地位を確立したと述べました。この規制の確定性は、XRPの長期的な展望にとって重要な基盤となり、引き続き機関投資を惹きつける要因の一つとなる可能性があります。

今後の注目点

現状の市場動向から、XRPは以下のポイントに注目すべきです。

  • 短期的なサポートライン:2.05〜2.10ドルの範囲。これを割り込むとさらなる下落の可能性
  • 重要なレジスタンスライン:2.56ドル。突破して定着すれば上昇が期待できる
  • 成交量の動向:正常な水準に回復するかどうか、回復は価格の持続性にとって重要
  • 機関の資金流向:各ETFの資金動向を引き続き監視し、機関の態度変化を判断

まとめ

XRP現物ETFの1日流出4080万ドルと価格上昇の共存は、市場の複雑な心理を反映しています。これは単なる強気シグナルでもなく、弱気シグナルでもなく、機関投資家が利益確定と継続的な好意的見方の間で揺れている状態です。

要点は、XRPの上昇トレンドは依然として続いていますが、短期的には調整圧力も存在し、機関の分裂は市場のコンセンサスがまだ完全に形成されていないことを示しています。成交量の低迷やテクニカルの弱さには注意が必要です。XRPに関心のある投資家は、2.05〜2.10ドルのサポートを維持できるかどうかと、成交量の回復を観察することが重要です。長期的には、規制の明確化と機関の参加拡大がプラス要因ですが、短期的な変動やリスクも依然として存在します。

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