BitwiseのスポットDogecoin ETFが20日以内に開始される可能性があります

最近の規制申請の調整により、Bitwiseのスポット・ドージコイン上場投資信託（ETF）の開始時期が早まる可能性があります。

概要

• Bitwiseは、20日以内に有効となる申請方法を採用しました。
• SEC（証券取引委員会）が遅らせる措置を取らなければ、自動的に進行します。
• ETFは実物のDOGEを保有し、NYSEアーカに上場予定です。

Bitwiseは、提案中のスポット・ドージコインETFを約3週間以内に開始できる可能性のある一歩を踏み出しました。

この動きは、11月7日にBloomberg ETFアナリストのエリック・バルチュナスがX（旧Twitter）上の投稿で指摘しました。

スポット・ドージコインETF申請の変更点

Bitwiseは、S-1登録書を更新し、「遅延修正」（delaying amendment）と呼ばれる修正を削除しました。これは証券法のセクション8(a)の規定に基づく手続きです。簡単に言えば、SECが介入して止めたり遅らせたりしない限り、申請は20日後に自動的に有効となるということです。

これは通常のETF承認の手順ではありませんが、許可されています。規制当局は正式な承認を出す必要はなく、時間が経過すれば自動的に取引が開始される仕組みです。バルチュナスはこれを、「SECの迅速な介入が難しいと考える企業が利用することがある20日間のタイマーを進める方法」と説明しています。

このスケジュールが維持されれば、最も早い有効開始日は11月26日頃となる見込みです。

ETFの内容

このETFは、実物のドージコインを直接保有し、コインベース・カストディに保管されます。現金資産はBNYメロンが管理します。価格追跡は、CFドージコイン・ドル決済価格を用いて行われる予定です。ティッカーシンボルや管理費用はまだ発表されていませんが、上場予定の取引所はNYSEアーカです。

これにより、ドージコインETFが新規性の域を超え、実際の投資カテゴリーとして定着しつつあります。2025年9月にローンチされたREX-Osprey DOGE ETFを皮切りに、他の発行者も改訂申請や手数料引き下げを行い、Bitwiseに続いています。

Bloombergのアナリストは、SECのより柔軟な姿勢と他の単一資産暗号資産商品の最近の承認を背景に、年末までに複数のドージコインETFが取引される可能性は90%以上と見積もっています。