日本のEC大手楽天(Rakuten)は4月15日から、Rakuten WalletでXRPを取り扱い開始し、それを傘下の決済エコシステムに統合します。CoinDeskの報道によれば、4,400万人のRakuten PayユーザーはXRPでRakuten Cashをチャージでき、日本国内の500万件超の加盟店で利用可能です。
仕組み:ポイントで買って、チャージして消費
統合後の利用フローは3ステップです。ユーザーは楽天スーパー・ポイント(Rakuten Points)を使って直接XRPを購入し、Rakuten Wallet内でXRPを保有・取引し、その後XRPの価値をRakuten Cashに入金して、Rakuten Payを通じて実店舗およびオンライン加盟店で支払います。
重要なポイントは、消費者が決済時にXRPを直接使わないことです。加盟店が受け取るのは日本円です。XRPの役割はチャージ媒体です。ユーザーはXRPをRakuten Cashに換算し、システムが自動的に換金処理します。これは、日本のステーブルコイン決済における「加盟店は日本円を受け取り、コインは見えない」モデルと一脈相通じます。
3兆ポイントのエコシステムへの暗号資産入口
楽天スーパー・ポイントは日本最大級のロイヤルティ・プログラムの1つで、累計流通は3兆ポイント(約230億ドル相当)を超えています。ユーザーがポイントでXRPを購入できることは、暗号資産に対して、法定通貨の入出金が不要なゼロ摩擦の入口を開くのに等しい――ユーザーは取引所で口座を開設する必要もなく、銀行振込も不要で、手元のポイントだけで暗号の世界に入れます。
日本の暗号決済エコシステムが加速
楽天のXRP統合は、日本の暗号決済エコシステムが直近で加速している動きの別の事例です。これまでに、JPYCの日本円ステーブルコインが正式に上場し、羽田空港でUSDCの決済テストが開始され、SBIのJPYSCステーブルコインはQ2に導入される見通しです。さらに、日本で最新の承認を得た「金融商品取引法」の改正案により、暗号資産が金融商品としての格付けを得て、課税が20%に引き下げられました。日本は、世界でも暗号決済のアプリケーションが最も活発な市場の1つになっています。
楽天の500万の加盟店ネットワークが加わった後、日本で(間接的に)暗号通貨による支払いを行える接点は大幅に拡大します。とはいえ本質的には依然として「暗号を日本円に換えて消費する」モデルですが、エンドユーザーにとっては体験がすでに「暗号通貨で買い物をする」に近づいています。
この記事「楽天が4,400万人にXRPでの消費を開放:日本500万の加盟店で利用可能、ポイントで直接買える」は、鏈新聞ABMediaに最初に掲載されました。