米国2年国債利回りが2025年以降の最高値を更新


これは市場が米連邦準備制度(FRB)の短期金利の見通しを最も直接的に織り込んだ結果で、市場が利下げへの期待をすでに捨て、さらには利上げの可能性を改めて織り込み始めていることを示している
2025年初めには、市場は年間でFRBが3〜4回利下げすると見込んでいた。当時の2年国債利回りは4.2%前後で推移していた。ここまで一貫して上昇してきたこの数字には、上がるたびに支えがある。関税がもたらす輸入インフレは消えておらず、サービス業のインフレの粘着性は予想以上に頑固で、雇用データはたびたび景気後退(衰退)見通しを打ち消してきた。パウエルは何度も「データ次第だ」と言ってきたが、そのデータが利下げを正当化しない理由になっている
利回りの更新(過去最高更新)が、市場への波及経路を非常にはっきり示している。短期金利が高くなれば、リスク資産を保有する機会費用も高くなる。米国株では最もバリュエーション(株価評価)が高いテクノロジー株がまず圧迫される。割引率が上がることで、将来のキャッシュフローの現在価値が目減りするからだ。債券市場では、すでに長期国債を保有している人が含み損を抱えている。新しい債券の利回りがより高いため、旧債の価格は下がらざるを得ない
暗号資産市場では、論理の鎖がより短い。流動性が引き締まる環境は、リスク資産の味方ではない。今回BTCが流動性が明確に緩和していない状況でも9.5%上昇できたのは、ある意味で、暗号資産市場に流動性とは別の物語的な支えがすでにあることを示している。ただ、その支えが利回りの上昇をさらにやり続けても耐えられるかどうかが、次の最も核心的な問題だ
2年国債利回りが上昇し続けるのに、10年国債が追随しない場合、カーブ(利回り曲線)が再び逆イールドになる。これは歴史的に景気後退の警戒シグナルだ。もし両端がそろって動けば、それはインフレ期待が再評価されていることを意味し、性質がまったく違う。2年国債の最高値更新だけを見て、カーブを見ない分析は不完全だ
DYOR 非投資助言
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