🔍 ウォール街がCircleに慎重姿勢:USDCの経済モデルに圧力


三菱UFJがCircleの評価を引き下げ、指数に劣後する見通しとし、目標株価を50ドルにまで減額。モルガン・スタンレーも同時に利益予想を下方修正。両機関が示す焦点は同じで、「USDCの経済モデルが圧迫されつつある」という点だ。
問題は、収益の伝達(収益移転)メカニズムにある。三菱UFJはOpen USDを指名し、より多くの準備金収益を流通(ディストリビューター)側へ移すことで、Circleの利益率が直接圧縮されると指摘した。モルガン・スタンレーは一方で、HyperliquidとCircle、Coinbaseの連携が「囚人のジレンマ」を生み、USDCの収益の防衛的な堀(護城河)をさらに弱めると述べた。
USDCはコンプライアンス準拠のステーブルコインの代表格であり、その経済の持続可能性が機関投資家の採用に対する信頼に直結する。もしCircleが料率の引き下げやチャネルへの譲歩を迫られれば、準備金収益の配分の構図が変わり、その結果、ステーブルコイン全体の市場における価格設定のロジックにも影響が及ぶ。
逆方向のリスクも明確だ。ウォール街の弱気が自己実現する可能性がある。市場でUSDCへの信頼に亀裂が入れば、資金は加速してUSDTや新興のコンプライアンス準拠ステーブルコインへ流れるかもしれない。Circleは、競争が激化する環境でも、準備金の管理とチャネル戦略によって健全な利益率を維持できることを証明する必要がある。
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