Stripe は大事!私募でAdventを砲撃し、530億ドルでPayPalを買収し、1株あたり60.5ドルと呼びかける

Stripe が出手しました!ロイターの独占報道によると、Stripe はプライベートエクイティ大手の Advent International と提携し、1株60.50ドルで総額5,300億ドル超の水準を提示することで、かつての決済覇者 PayPal を買収する入札を共同で行うという。入札は PayPal に約28%のプレミアムを上乗せし、その裏には約5,000億ドル規模の銀行融資による後ろ盾がある。今年2月に伝わっていた買収の観測は、今回は正式な提示という形で白紙黒字になった。PayPal はまだ回答していないが、株価は寄り前に一時、約15%近くまで急騰した。
(前情提要:日経:PayPal は Stripe と買収交渉を開始していない「構造的な課題はなお残る」、PYPL 株価の上げが急ブレーキ)
(背景補充:暗号資産史上最大の買収案件!決済大手 Stripe が 11億ドルでステーブルコイン・プラットフォーム Bridge を買収)

要点まとめ

  • ロイター 7/15 独占。Stripe はプライベートエクイティ大手 Advent International と組み、1株60.50ドルで PayPal を買収。評価額は5,300億ドル超
  • 提示額は PayPal の週二の終値に対し約28%のプレミアム。裏には約5,000億ドルの銀行融資があり、両社はそれぞれ株式の50%を保有
  • PayPal は過去1年で時価総額が40%超減少し、一時は約3,600億ドルまで低下。ニュースが伝わると株価は寄り前に約15%急騰

ロイター社は7月15日に独占報道し、決済スタートアップのリーダー格である Stripe が、プライベートエクイティの巨頭 Advent International を引き連れて、かつての決済覇者 PayPal に共同買収の提案を投げた。1株60.50ドルを提示し、PayPal 全体の評価額を5,300億ドル超に引き上げ、PayPal の週二の終値に対して約28%のプレミアムを上乗せするという。この取引の背後には、さらに約5,000億ドルの銀行コミットメントによる融資の後ろ盾もある。

上場していない自社すらある決済の新星が、プライベートファンドと組んで老舗の上場大企業を飲み込む――この組み合わせだけでウォール街は身を乗り出すのに十分だ。提案によれば、Stripe と Advent はそれぞれ株式の半分を保有し、PayPal も共同で保有する。また当面は PayPal の事業を分割して売却するつもりはない。今回の接触は実は4月上旬から始まっており、7月上旬にようやく正式に提示された。現時点で PayPal はまだ回答していないが、買い手側は今後数週間のうちに交渉を前に進めたい考えだ。もちろん、この規模の取引が本当に成立するかどうかは、変数がまだ大きい。

かつての覇者はどうして買収される側に?

買収対象の PayPal は、ここ数年あまり良い状況ではない。成長が鈍化し、デジタル決済の競争はレッドオーシャン化した。PayPal は過去12カ月で時価総額を40%超失い、2026年には一時約3,600億ドルまで落ち込んだ。言い換えれば、この5,300億ドルの提示額は株主にとって無視できないプレミアムの数字であり、ニュースが出るやいなや PayPal の株価は寄り前に一時、約15%近くまで急騰したのも不思議ではない。

実はこれが初めての観測ではない。今年2月、Stripe が PayPal を買収したいとの話が市場で出た。当時 PayPal は「交渉はしていない」と明確化し、さらに「構造的な課題がなお残る」と指摘したことで、PYPL の値上がりはその場で急ブレーキがかかった。半年経った今、今回の噂は正式な提示という形になった。以下が提案の主な条件だ。

  • 買い手:Stripe と私募 Advent International が共同で入札し、取引後はそれぞれ株式の50%を保有
  • 提示額:1株60.50ドル、総評価額は5,300億ドル超、プレミアムは約28%
  • 融資:約5,000億ドルの銀行コミットメントが後ろ盾
  • 進捗:4月上旬に初めて接触、7月に正式提示。PayPal はまだ回答していない

このM&A の土台はステーブルコインの戦争

動向を追う読者にとって、この取引の本当の見どころはステーブルコインだ。Stripe はここ2年で暗号資産決済の領域に全力で布石を打ち、2024年にはステーブルコイン基盤の Bridge に 11億ドルを投じて買収し、2025年には暗号資産ウォレットの Privy も買収した。さらに Tempo 鏈 も自社で開発している。PayPal 側は自社のステーブルコイン PYUSD を手元に持ち、すでに70カ国へ拡張しており、Stablechain などの専用チェーンとも連携している。

一方は自分でステーブルコイン帝国を築く Stripe、他方は PYUSD の既存ユーザー基盤を持つ PayPal。もし併せて本当に交渉がまとまれば、2つのステーブルコインの布陣が同じ袋に入ることになる。決済とステーブルコインの戦局にとっての意義は、単に「社長が変わる」以上のものになるはずだ。

よくある質問

Stripe は本当に PayPal を買収するの?

ロイター報道によると、Stripe は私募 Advent International と連携し、PayPal に対して 1株60.50ドル、評価額が5,300億ドル超となる共同買収提案を提出した。プレミアムは約28%。ただし PayPal はまだ回答しておらず、取引はなお初期段階で、最終的に成立する保証はない。

Stripe の PayPal 買収とステーブルコインにはどんな関係があるの?

両社ともステーブルコインに賭けている。Stripe は2024年にステーブルコイン基盤の Bridge を 11億ドルで買収し、自社で Tempo 鏈 も開発した。PayPal は自社のステーブルコイン PYUSD を持ち、すでに世界70カ国へ拡張している。併せて成立すれば、2つのステーブルコインの布陣を統合することになる。

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