ベンチマーク:下調したCoinbaseのQ2決算予測!アナリストが挙げる「Clarity Act」こそが急騰の触媒だ

『The Block』の報道によると、暗号資産市場の第2四半期の現物取引量が大幅に下落したことが影響し、BenchmarkのアナリストはCoinbaseの第2四半期の財務予測および通年の売上予測を下方修正した。しかしアナリストは、6月の取引活動に安定の兆しが見えていると強調している。さらに重要なのは、米国議会が『Clarity Act』(暗号資産市場構造に関する法案)を順調に可決すれば、Coinbaseは最大の恩恵を受ける存在になり得て、その長期的な好影響は単四半期の弱い決算の影響をはるかに上回るという点だ。
(前情提要:Coinbase CEOがプロフィール写真を差し替え、BaseのミームコインBrainが93%崩れて残り140万ドル)
(背景補充:記録更新!Coinbaseのビットコイン・プレミアム指数が60日連続で「マイナス」状態、米国の機関投資家の買いが沈静化)

米国上場の暗号資産取引所Coinbaseが来週、第2四半期の決算を発表するのに伴い、市場の同社の事業パフォーマンスに対する関心も一段と高まっている。『The Block』によると、有名投資銀行BenchmarkのアナリストMark Palmerは決算発表前夜に、暗号資産全体の取引環境が厳しいことを踏まえて、この米国最大の暗号資産取引所の売上見通しを引き下げた。一方で、潜在的な規制法案が株価を押し上げる重要な触媒になり得るとも指摘している。

取引量が急減し、Q2の収益見通しが下方修正

Palmerの最新レポートでは、Coinbaseの第2四半期の収益見通しを、従来の15.1億ドルから13.8億ドルへ引き下げた。同時に、同氏は2026年の通年収益見通しも63.3億ドルから60億ドルへと微調整で減額した。

今回の下方修正の主な要因は、第2四半期の暗号資産市場が直面した厳しい局面を反映していることだ。データによると、この期間に集中型取引所(CEX)の現物取引量は約28%大幅に減少し、パーペチュアル(無期限)契約の取引活動も減っている。また、暗号資産全体の時価総額も約13%下落した。これらの要因を踏まえ、BenchmarkはCoinbaseの取引収益が5%以上の減少に直面すると予測している。

ただし、Palmerは少し明るい材料も提示している。同氏はCoinbaseの取引活動が6月には安定に向かったことを観察しており、現物取引量は3月以来初めて1兆ドル超の水準まで回復した。この復調の兆しは、四半期全体の業績の弱さがもたらす打撃を和らげる可能性がある。

投資評価は「買い」を維持、Clarity Actが最大の追い風

短期の財務見通しは引き下げられたにもかかわらず、BenchmarkはCoinbaseの今後について楽観的であり、「買い(Buy)」評価と270ドルの目標株価は据え置いている。レポート発表時点でのCoinbaseの株価が約172ドル(年初来で約27%下落)であることから、同株にはなお最大で約57%の上昇余地があることを意味する。

記事では投資家にとって、単四半期の決算数字よりも、2026年後半の暗号資産市場に対するマクロ見通しのほうがより重要だと強調している。Palmerは、市場は現時点で『Clarity Act』の可決によってもたらされる「オプション価値(option value)」を完全には織り込んでいないと率直に述べた。同氏は、この米国の包括的な暗号資産市場構造の確立を目指す法案が成立すれば、Coinbaseは最大の潜在的受益者の一つになるだろうと考えている。

注目すべき点として、このレポートが公表された前日、米大統領トランプは関連する倫理条項に署名し、『Clarity Act』の最後の立法上の障害を取り除いた。同法案は、連邦当局者による暗号資産の発行を禁じ、関連する執行権限を正式に司法省へ移管する見通しだ。Benchmarkはまとめとして、この法案がもたらす長期的な好影響の重要性は、第二四半期の弱い決算をはるかに上回るものであり、これこそがCoinbaseの株価を再び上昇トレンドに乗せる主要な原動力だと指摘している。

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