0.2% 暗号取引税が来た!デジタル・アドボカシー団体がイリノイ州当局を提訴し、「儲からなくても払うべきだ」を阻止

アメリカのデジタル・アセット・イニシアチブ団体「The Digital Chamber(ザ・デジタル・チャンバー)」が、イリノイ州政府を正式に起訴し、2027年度の0.2%の暗号資産取引税の導入を阻止するよう求めた。同税は「儲かったかどうかは問わず、保有しているだけで課税される」と指摘している。
(前情提要:Metamaskで重罪の可能性!米国イリノイ州『デジタル規制草案』は、分散型サービスにも免許が必要と要求)
(背景補足:米国の両党議員が『デジタル・アセット PARITY 法案』を推進:ステーブルコインは少額免税、マイナーのステーキング保有者は課税を最大5年繰り延べ可能)

この記事の目次

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  • 稼いでいなくても納税が必要
  • 税金はどこから来るのか
  • 全米における暗号資産の税収動向

米国の暗号資産の提言団体 The Digital Chamber は、火曜日にイリノイ州サンガモン郡の地方裁判所で訴訟を提起し、同州が2027年度に暗号資産取引に対して0.2%の税率を課すやり方は「見かけ上無効だ」と主張した。

同団体はXで公表し、起訴の相手はイリノイ州検事総長のKwame Raoul氏と税務局長のDavid Harris氏であるとした。0.2%の税率は「予算案にこっそり紛れ込ませた」もので、終始公聴会や、影響を受ける住民からの意見聴取がなかったと指摘している。

稼いでいなくても納税が必要

The Digital Chamberは火曜日のブログ記事で「誰も、所有権の記録や移転の方法が違うという理由だけで、別の税金を課されるべきではない。簡単に言えば、この税はデジタル・アセット取引を行う人を差別するものだ」と述べた。

同団体は、0.2%の税率は「一律適用」だとして、投資家が利益を実現したかどうかにかかわらず、さらには「所有権が本当に移転したかどうか」でも課税すると強調した。

税金はどこから来るのか

この暗号資産の税金は、イリノイ州上院の、事前に作成された試算(シミュレーション)に基づく法案から出ており、2027年度の州予算の一部として位置づけられている。法案では、暗号資産ブローカーが0.2%の税金を徴収することを求めており、従わなければ罰金や監禁の対象になるという。同法案は州知事JB Pritzker氏が今年6月に署名して施行された。

0.2%は低いように聞こえるが、高頻度取引者や大量の暗号資産を保有する投資家にとっては、積み上がるコストは無視できない。

全米における暗号資産の税収動向

イリノイ州だけが暗号資産に手を伸ばしているわけではない。米国の国税庁(IRS)も最近、暗号資産の確定申告ルールを継続的に強化しており、取引所により詳しい税務情報の提供を求めている。訴訟が成功すれば、他の州の暗号資産の税制政策に先例を作る可能性がある。

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