日本銀行は政策金利を0.5%から0.75%に引き上げることを決定しました。これは1995年以来30年ぶりの最高水準です。
この背景には、円安と物価上昇があります。ただし、市場はすでに利上げを織り込んでいたため、円は依然としてドルに対して156円付近で弱い状態が続いています。
一方、長期金利は、固定金利の住宅ローンの基準となるもので、一時2%を超え、約26年ぶりの高水準に達しました。
- 日本銀行総裁 上田和夫、
「今後の金融政策については、実質金利が非常に低い水準にあることを踏まえ、引き続き政策金利を引き上げ、経済・物価状況の改善に応じて金融緩和の水準を調整していきます。」
- 国際情報誌「フォーサイト」元編集長 辻角俊介、
「今回の利上げは予想通りで、市場に大きな混乱をもたらすとは思いません。私たちに近いところでは、短期金利が引き上げられたことで、今後「変動金利」の住宅ローンが上昇する可能性が高いと考えています。一方、長期金利も一時2%を超え、26年4ヶ月ぶりの高水準に達しました。これは「固定金利」の住宅ローンにより反映されるでしょう。利上げは予想通りだったため、円は依然として弱いままですが、もし今回金利が引き上げられなかった場合、円はさらに弱くなり続け、物価の上昇が続いた可能性があります。したがって、今回の利上げはこれを抑制するのに役立ちました。もちろん、これが逆方向に円安を促
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